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パートナーシップ戦略

トラウマの再演・解消と産後クライシスの克服


産後クライシスが起きている背景には、
夫婦それぞれの、トラウマの再演があるように感じています。

トラウマの再演とは
「アダルト・チルドレンと家族」(斉藤学・学陽書房)
にある文章を引用すると、

『自分ではコントロールできなかった状況での心の傷を、
自分の身を同じ状況に置くことによって再現し、
それによってその状況を自分の意思と力で
今度こそ支配しようとする試みと解釈されています。』

このトラウマの再演という視点で、
産後クライシスに陥っている夫婦それぞれの心理を見ると
起きている出来事をとても理解しやすくなります。

夫が赤ちゃん返りをしている場合、
夫は、自分の母親との関係で満たされなかった心理的問題を
妻との関係で再現することで、それを解決しようとしています。

【赤ちゃん返りをする子どもを持つ母親(夫の母親)の状態】
  • 赤ちゃん(妹や弟)を優先する態度

  • 赤ちゃん(妹や弟)に上の子よりも関心を持ちやすい。可愛く感じる。

  • 赤ちゃん(妹や弟)の世話に手がかかり上の子との関わりが少なくなる。

  • 「もうお兄ちゃん、お姉ちゃんなんだから…」
    と自分のことを自分でしてほしいと期待する。

  • 上の子の赤ちゃん返りやイヤイヤ期の態度にイライラを感じたり、嫌悪を感じる。


【産後の妻の状態】
  • 夫よりも子どもを優先する態度

  • 夫よりも子どもに関心と興味を持っている

  • 夫への愛情表現(身の回りの世話や食事の用意、夫婦生活)を行う余裕がない

  • 夫に支えてもらうことを求めており、
    夫の心理的ニーズを満たすという視点が持ちにくい。

  • 夫にイライラしたり、嫌いだと感じる心理状態がある。


産後の妻として、夫よりも子どもを優先する態度、は
母親としてよくあることですが、

夫は妻からの愛情を感じられず不安を感じています。

そして、その不安感の根本は、
夫の母親との関係で得ることができなかった安心感
にあるため、

そのような状態に
夫がいるということを理解できれば

私が悪いのではなく、
夫は過去の心理的な問題を、今解決しようとしているのだ


という視点に立てるかと思います。
この視点に立つことで、妻は夫への罪悪感を手放すことができます。

もう一つ、必要な視点は、妻側のトラウマの再演です。

産後クライシスに陥っているトラウマの再演は
夫側だけにあるとは言えません。

例えば、妻自身の親との関係性がトラウマとなっており、
現在の自分自身の夫婦関係として再現されたりします。

私のカウンセリングでは、ステージという考え方を用いていますが、
カップルというのは、似たような課題や問題を持ったもの同士がくっつく
という性質があります。

そのため、相手に問題があるように見える、時でも
自分にも似たような課題や問題があるのではないか?
という視点に立つことで、現在の問題を解決、克服することができます。

トラウマの解消には、
リミッティングビリーフの解消が必要となるため、
ビリーフチェンジセラピーの手法を用います。

トラウマの再演に気づいた方が、
先にそのドラマを終了する(=トラウマを解消する)ことで
相手はドラマを継続させることができなくなるため

おのずと自分の課題、問題に向き合うことになっていきます。

産後クライシスは、夫婦関係の危機ではありますが
見方を変えれば、トラウマを解消することで
自分の幸せを実現できるチャンス!
と捉えることもできるのではないでしょうか?

人は、無意識的にも、いつも成長したいと思っている

とカウンセリングをさせていただきながら
いつも感じています。

産後クライシスを、
自分もパートナーも成長し、より幸せになるチャンス!
だと捉えてみると、

夫婦が一緒に幸せになろうとする無意識の戦略に
気づけるかもしれません。


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